2016年4月29日金曜日

動き始めております

来月からいよいよ始まるU.S.B.Tourですが、ミーティングも終わり各自準備に入っております。

前回のツアーから得た経験を元に、より楽しめるように試行錯誤中です。
…ということでウサミはアレンジ作業に入りました。
どんな感じにしようかな〜。

2016年4月25日月曜日

いろいろと発信の仕方を工夫しているのですが

マニピュレーター=PAエンジニアと勘違いされている方が多いようで。

いや、実際どの程度そうなのかは分かりませんが僕に直に届く諸々(SNS、お手紙等々)からそのように感じています。
ずばり書くとBABYMETAL関連のファンの方に多く、ベビメタを担当する2012年より前の十数年間、ゴスペラーズや他のアーティストさんでは一度も耳にしたことがありませんでした。
作曲編曲やメンバーの曲作りに関わることが多いことやメンバーからも僕のセクションに言及するシチュエーションがあるために誤解がないのかもしれません。
バンドメンバー紹介でステージに呼び込まれたりオンステージでやることがあったり。
でも直接耳にしたことがないだけで、実際にはその頃にも誤解されている方がいたのかな?

「生演奏以外のパートを担当」「シンセやヴォーイなどを」なんて書き足してみるも、ハナからPAエンジニアと思い込んでいる人にはエンジニアの仕事として捉えられているのかなと推察しています。
僕の活動(ライブ仕事が増えてめっきり制作業が減っていることもあり←これは自分の頑張りが足りないってのもあるわけですが)に興味がない方には尚更イメージ先行されると正解に辿り着かないのではないでしょうか。

純粋な興味として、何をもってしてマニピュレーター=PAエンジニアと思ったのかを知りたいな〜。
マニピュレーターって語感?
もしかして、最初の頃にお仕事完了ブログやSNSで自分のシンセ類をまとめるミキサーの写真を上げていたからとか?
(↑この原因も考えてある時期からあまり上げないようにしてます)

いつの瞬間にも初めましての方はいるわけで、そこに対するエクスキューズとして過去に書いたマニピュレーターの仕事内容へのリンクを貼るくらいしか思いつきません。
ということでしつこいですがこちらを念のため→「マニピュレーターお仕事のエトセトラ」
表で頑張っているPAチームにもなんか申し訳ないですし、ツイートの度に「PAさんじゃないですよ〜」もそれはそれで意図しない印象を付加しているような気がするし。

別に気にしなきゃいいことなのでしょうが、実際この4年弱の間に直接目や耳に入り続けているのですげぇ難しいです(笑)。
今や”マニュピレーター”と誤記されるよりも気になります(これ自体は自身の体験として15年以上続いているのでほぼ諦めてる)。
他の現場のマニピュレーター業やPA業の方にも影響あるとアレだし。

何か良い方法があったりしないものですかね。

2016年4月22日金曜日

APOCRYPHA - Only The FOX GOD Knows - / BABYMETAL

新木場にて行われたBABYMETALのTHE ONE限定ライブ二日間が終了しました。

今回もマニピュレーターとして生演奏以外のパートを全力サポートしておりました。
お客さんの反応という、もっともライブなシチュエーションに毎回応えていくのが僕の役割のひとつでもあるのですが、この二日間(特に初日)はいつもの感じとちょっと違うもので新鮮でした。
THE ONEメンバー限定ということですから、今回が初めてという方も当然いらっしゃったでしょうしセカンドアルバムリリース後の日本での初ライブでもあったので皆さんの「今回のライブはどうなるの?」感がステージ上から見ていても伝わってきていました。

僕の曲間マネージメントの方針はステージ上の条件をクリアした上でお客さんの反応になるべく沿った形でストーリーを作っていくことと考えています。
拍手や歓声の立ち上がりのスピードからその減衰の仕方を察知、反応、推測してガッチリと次に繋がった時がこの仕事の醍醐味です。
ただしこの事自体に興味を示し理解・評価してくれるのが同業者くらいしかいないので果てしなく地味なのですが(笑)…とそんなときに今日映像チームと話していて嬉しかったのが、曲間で挟まるVTRスタートのタイミングはその日の僕のノリを受けて「今日は攻めで、今日は溜めで」とやっていると言ってもらえたことでした。

時には煽り、時には熱を冷ます。
MCがあるアーティストだとその言葉の温度感やテンポにも敏感になります。
BABYMETALはMCがないのでとにかく音(お客さん含む)重視です。

すべては逆算からのアクションですが、ギターの持ち替えやチューニング、メンバーの立ち位置移動、照明のフェードタイム等々から時にはじっくりと待つことも大切です。
この逆算方程式には楽曲に対する理解が大きく関与します。
曲自体の内容は当然ですが、終わり方がどうなっているかにフォーカスすると予測の手助けになるので最初はとにかく聴きこんで、そして好きになることが大事ですね。
最後がじゃーんと打ちっぱなしというのとズバっとカットアウトでは曲が終わった余韻が当然違いますし、そこへの反応も変わってきます。

例えば「KARATE」だとアウトロのアンビエントな音色のピアノやシンセとエフェクティブなコーラス、そこに照明で余韻を残す終わり方ですが、この場合だと「……‥‥・・ぅぉぉぉおおおお」と反応が来ることが多いです。
一方「イジメ、ダメ、ゼッタイ」だとバンドで「ジャジャッ!」とキメで終わる締め方。
BABYMETALをやるようになって勉強になったのは、こういった終わり方でもアーティストによってその後のお客さんの反応が全然違うことでした。
他での感覚だと「ジャジャッ!(その曲のテンポ感で2〜3拍)ゥワーーー!」ということが多いのですが、ここだと「ジャジャッ!ウオーーーーーーーー!!!!」と物凄く早いのです。
というか多分、BABYMETALではすべてにおいて反応は早めかもしれません。
立ち上がりが、速い。
最初に書いた「いつもとちょっと違う」はこの立ち上がったあとのことなんですが、今回はドンっと立ち上がってスゥっと引けていくことが結構な場面であり、今までに見られた立ち上がりっぱなしでゆっくり降りていくのとは対照的でした。
ライブ、だなぁ。

初出しの曲がある場合などはお客さんも終わりがどうなるかは完全に分からないわけですから予測が殆どを占めます。
あまり大緊張はしない僕でもこの時ばかりは五感がパーンと張り詰めます。
そして多分、一番楽しい瞬間でもあります…マニピュレーターはMの資質があると良いかもしれません(笑)。
なんだか曲間の話に終止してしまいましたが、そんな綱渡りをしながら楽しい二日間になったのではないかと思っています。

ライブの最後の1ピースはお客さんです。
オーディエンスは聴くプロ、音楽を楽しむプロ。
ステージのこちら側とそちら側、プロフェッショナルが揃った時に起こるミラクルは花火のように美しい!

2016年4月21日木曜日

「U.S.B.Tour 2.2」詳細です!/ U.S.B.

お待たせいたしました、6月のU.S.B.Tourの詳細をお知らせいたします!

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『U.S.B.Tour 2.2』
須藤 満(b)、DJバリK~ん(turntable)、宇佐美秀文(manipulator)

☆メール予約お受けいたします!☆
usbtour@yahoo.co.jp
※公演日前日の24:00までにご予約メールをお送りいただくと、ご入場時に会場にて前売料金で受付いたします。
※「公演日・会場名・お名前・人数」をご明記下さい。
※「優先予約」ではありません。入場順などはお店ごとのルールに沿います。
※自動返信ではありませんので、返信まで数日いただく場合もございます。ご了承下さい。
※返信が届くよう「受信アドレス指定」「受信ドメイン指定」などの設定をお願いいたします。


<2016年6月>

6月17日(金)
東京 二子玉川・KIWA
(世田谷区玉川3-20-11マノア玉川第1ビルB1F)
http://oasis-kiwa.com/
19:00 open / 19:30 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
*Webの各公演詳細ページの申込フォームからもご予約いただけます。
(問・予約)03-6805-7948 KIWA(予約受付時間:12:30~14:30)

6月18日(土)
福島・AREA559
(福島市万世町1-26 福電ビルB1F)
http://area559.jp/
17:30 open / 18:00 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
(問・予約)024-573-7448 AREA559

6月19日(日)
盛岡・Club Change
(盛岡市中の橋通2-12-14山王ビル3F)
http://clubchange.com/?id=change
17:30 open / 18:00 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
(問)019-652-7182 Club Change
6月20日(月)
仙台・LIVE HOUSE enn 3rd
(仙台市青葉区中央2-7-11仙台ストックマンビルB1F)
http://livehouseenn.com/
19:00 open / 19:30 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
(問・予約)022-212-2678 LIVE HOUSE enn OFFICE
(メール問合せ・予約)info@livehouseenn.com

6月25日(土)
札幌・NOMRANO AGRA(ノムラーノアグラ)
(札幌市中央区南6条東1丁目2番)
http://www.nomrano.com/
18:00 open / 18:30 start
(前売・予約)[椅子席(20席)]¥4,500 [立見]¥3,500(ドリンク代¥500別途要)
※ 当日は各席とも¥500up
※ ビュッフェスタイルの食事付
usbtour@yahoo.co.jpでの受付は立見のみになります。
(問・予約)011-533-4147 NOMRANO AGRA

6月26日(日)
帯広・CLUB AFRO
(帯広市西2条南10丁目3-2WEST210ビル3F)
https://www.facebook.com/CLUB-AFRO-obihiro-140107686179395/
https://twitter.com/afro_info?lang=ja
19:00 open / 19:30 start
(前売・予約)¥3,000(当日)¥3,500(+drink代)
(問)0155-21-9595 CLUB AFRO
   090-7642-9345 斉藤

6月28日(火)
名古屋・BL cafe
(名古屋市千種区今池4-7-11)
http://www.bottomline.co.jp/
19:00 open / 19:30 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
(問・予約)052-741-1620 THE BOTTOM LINE

6月29日(水)
浜松・Merry You
(浜松市中区田町331-8棒屋第3ビル4F)
http://www.merry-you.net/
19:00 open / 19:30 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
(問・予約)053-456-3733 Merry You

6月30日(木)
横浜・7th AVENUE
http://www2.big.or.jp/~7th/
18:30 open / 19:30 start
(前売・予約)¥3,500(当日)¥4,000(+drink代)
(問・予約)045-641-2484 7th AVENUE

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よろしくお願いいたします!

2016年4月19日火曜日

追体験

久しぶりに本屋さんに行ったらば、BABYMETALが多くの音楽誌の表紙を飾っていました。

ネットやテレビで話題になるのは自然と目や耳に入ってきますが他のメディアのことはよく知らなかったので驚いてしまいました。
2012年秋からスケジュールが合う限りマニピュレーターとしてご一緒させて頂いていますが、知る人ぞ知るというところからいよいよ「知らない人がその名前を聞いたことがある」ステージへと躍進されてますね。

ゴスペラーズがデビュー以降精力的なライブ活動やテレビやラジオのレギュラー番組などを着実に、大切に行いながら所謂大ヒットとなった2000年の「永遠に」、その後のアカペラブームにも繋がった「ひとり」の頃を思い出します。
特に「永遠に」は僕が初めてマニュピレーターという仕事に就いての初めての作曲サポート(厳密には直前にリーダーとのスタジオ作業がありましたが)となった作曲合宿で生まれた曲ということもあり思い出深いのですが、何よりその売れ方が非常に音楽的というか、個人的には音楽人として最も望ましい広まり方でした。
リリース直後に大ヒットということではなく、40週以上に渡りチャートインし続けてその結果収録されたアルバムを含めると200万枚近いセールスに繋がったということ。
一過性のヒットじゃなくて口コミやふとした瞬間に聞いた人の心に届いてじわじわと彼らの音楽が浸透していく様は、非常にゴスペラーズらしい素敵な現象だなぁと思います。

昨年の夏に終幕した20周年ツアー以降、僕がライブサポートする機会はなかなかありませんが(シーケンスを回さないバンド編成、ライブアレンジのため)元々はメンバーの曲作りの時のサポーターなので定期的にスタジオでご一緒させてもらっています。
出逢った1998年の頃は音楽的にも人間的にも非常に未熟だった僕が制作やライブの経験値を重ねられ、何よりコーラスアレンジとボーカルアプローチのノウハウを得て沢山のアーティストと作編曲などでお仕事させてもらえているのもひとえに彼らのお陰だと思っています。
…あれ?なんか話がずれてきました。

BABYMETALに話を戻すと、あの時の大きなムーブメントの山と似たものを感じる今だからこそ冷静にその流れを見ていきたいなと思う今日このごろなのでございます。
ライブサポートにおいては(呼ばれればですけど)これまで同様、惜しみなくこちらのノウハウを投入して安心して最高のステージを楽しんでもらいたいです。
過去一曲だけライブアレンジに関わらせて頂いたことがありますが、制作側でもいつかご一緒できたら嬉しいですね。
そして技術的な面はもちろん、精神的な面においてもチーム全体で揺らぎないものを作ることが大切。
信頼関係あってのこのお仕事だと思ってます。

2016年4月17日日曜日

書き日

成すべきことを成す。

今日は曲書き日です(現在進行中)。
ひとつはお題が出ているので頑張るのみ、もう一つは自分マターで好きに書ける曲。
後者にハマっているところでございます。

気分換えにと今月頭に放送になったBABYMETALのNHKライブを観ようと思ったのですが、なぜだか録画出来ておりませんでした…。
スタジオライブ自体はサポートで入っていたのでその時の盛り上がりはよく覚えているものの、周りから聞いた評判の良い特集内容が観たかったので残念です。

2016年4月16日土曜日

地震

熊本を中心とした九州の地震、とても心が痛いです。

親戚が宮崎や鹿児島にいることもあり元より九州の土地に愛着があるのはもちろんのこと、この音楽のお仕事に就いて20年弱の間に日本全国を何周もさせてもらった中で、あの土地のあの場所、あの人々が少なからず自分に影響を与えてくれていると感じているために思いは募ります。
自分の周りでは被害は少なかったとはいえ、東日本大震災を経験しているのもあって(そしてその後に景色が変わった東北へと赴いたこともあり)今、現地にお住まいの方々がどんな気持ちで夜を過ごしているかと思うとなんとも言えない気持ちになります。

3/11当時も同じことを書きましたが、僕の仕事は言わば娯楽。
楽しくて、心を豊かに出来るものと信じています。
上手い言い方が出来ないのですが、迂闊に気軽なことが言えず、とはいえその場所に居合わせていないのに変に(勝手に)重々しく発信するのもまたおかしいのかなと、もどかしく思っています。
ですが、いつも通りに振る舞い、発信することで「元気になれた」と言ってもらえることもありましたし、動向を追いながら少しでも出来ることを考えたいです。

とにかく、一日も早い回復をお祈りします。

2016年4月14日木曜日

シンガポールへ

BABYMETALのThe Late Showライブ収録を終えてニューヨークから帰国した数時間後にびょーんと飛びまして、シンガポールにてのんびりと過ごしてきました。

日本の感覚だと真冬の気候だったニューヨークから一転、毎日27〜8℃でしかも湿度が物凄かったのと前週からのロンドン〜ニューヨーク行脚の疲れが出たのか滞在二日目はホテルでひたすら寝るという、なんとも贅沢な旅行にもなりました(笑)。


早朝にチャンギ空港に着いてチェックインまでの間に街を散策。
実はプライベートでの海外は初めてなのでベタに攻めてみました。

まずはマーライオン
よく「世界3大がっかりスポット」なんて言われてますが、そんなことはなかったです。
確かに小ぶりでしたが…。

むしろ可愛い
そして今回の目玉、「ハウパーヴィラ(Haw Par Villa)」。




タイガーバームガーデンとして1937年にオープンし、その後紆余曲折を経て現在の無料庭園へ至るそうです。
西遊記や山海経、地獄や仏教などを背景に持つ像やジオラマが所狭しと設置された園内はなかなかの衝撃を与えてくれます。

かわいい
かわいい(タイガーバーム持ってる)
かわいい

…ちょっと写真を見返しただけで、やはりなかなかのインパクト。
中でもここに来てみようと思うに至ったのはテレビのバラエティで観たこれでした↓

子供の頃に見てたら泣く

いやー凄かった。
特に「地獄」を描いたエリアはちょっとここには載せられないエグさでした。
施設内の勾配も結構なもので、ひとつひとつの像に驚きながら歩いていたら体力の消耗が半端なかったです。
(暑さと湿度でダブルパンチ)

その後あちこち観光しながら夜はこれまたベタにマリーナベイサンズのライトショーを対岸から観賞。
建造物好きにはたまりません。



暑い国の食べ物はどれも美味しく、総じてスパイシー。
フレッシュジュースも優しい甘さで嬉しかったです。

旅二日目最後の夜はシンガポール・スリング発症のお店、ラッフルズホテルのロングバーに行ってきました。


昨年はこのカクテルが生まれて100週年だったそうです!
オリジナルレシピは結構しっかりめの甘さでした。
お店に入ったのが夜の9時過ぎだったのですが、毎晩バンドによる生演奏が行われる時間だったようで素敵な音楽に浸りながら楽しむことができました。

後ろの袋にはおつまみのピーナッツが入っています
殻は下に捨てるのが流儀だそうですよ
…と、シンガポール・スリングを飲み始めてほどなく聞き覚えのあるギターのリフが。
なんとCASIOPEAの「ASAYAKE」!
まさかシンガポールのバーで聴けるとは思いませんでした。
フュージョンが自身の音楽のルーツである僕には嬉しいサプライズ。
他にも邦楽をいくつか(しっかりとした日本語で!)歌っていましたが、どうやらシンガポールと日本の国交50週年にちなんでのようです。

仕事で訪れたのは2013年12月のBABYMETALのサポートでしたが、超弾丸スケジュールで空港〜会場の記憶しかなかったため(本番終了後に一人で呑みに出て記憶の忘れ物をしてますが)今回はシンガポールの土地をしっかりと楽しむことが出来まして良かったです。
そういえばあの時は骨バンドでしたね。
全てのバンドサウンドを一手に引き受けたワンマンバンドとして一緒に頑張ったな〜。


そうそう、今回お世話になったホテルにチェックインして部屋に入った時にもサプライズが。



メッセージカード付きのバースデーケーキが嬉しかったです。

…ということで本日42歳になりまして。
相変わらずこんな調子でやっているわけですが、素晴らしい家族、素敵な音楽仲間に恵まれて本当にありがたいです。
誰かの音楽を後ろから支える側になって久しいですが、そんな中でも少しでも自分の音楽を発信して両方から感謝を伝えていけたらと思います。
今回のこの旅をプレゼントしてくれた妻にも感謝。

5月からのU.S.B.Tourも頑張らねば!

2016年4月6日水曜日

The Late Show with Stephen Colbert / BABYMETAL

歴史あるエド・サリヴァン・シアターで行われている「The Late Show with Stephen Colbert 」にBABYMETALがゲストアクトとして出演しました。

ステジオでのライブ収録、僕もウェンブリーからそのままマニピュレーターとしてサポート参加しました!
なんでも前身の長寿番組であった「Late Show with David Letterman」から「旬な人が出る」プログラムとのこと。
日本で言えば「笑っていいとも」のような、登竜門的TVショーのようです。
トークもなく一曲のみのアクトで短い時間ではありましたが会場のお客さんの反応が素晴らしくて嬉しかったです。

今回はメンバーと一切目が合わないセット裏でオペレートという、今までに経験がない状況で若干の気持ちの置き所のアジャストが必要ではありましたが、そこはいつものメンツとの信頼関係で”いつも通り”良い具合に出来たのではないかと思います。
スタジオの模様を映すモニターはすぐ近くにあったので、まるで生放送をテレビで観ているような(いや、実際に観ているわけなんですが)不思議な感覚でした(笑)。

それにしても小気味よく進んでいく内容に、もっと英語が分かったら楽しかっただろうな〜と思いました。




2016年4月4日月曜日

THE SSE ARENA WEMBLEY / BABYMETAL

4/2、イギリスウェンブリー・アリーナにてBABYMETALワンマンライブが行われました。

僕もマニピュレーターとして参加、BABYMETALのハイブリッドサウンドの一部として彼女たちをバックアップしてきました。
今までもいろんな方とお仕事してきましたが、BABYMETAL現場をやるようになってからやたらとPAさんと間違われるようになってきてますが違います(笑)
簡単に言えば生演奏以外のパートを受け持つセクションですね。
詳しくはこちらをどうぞ→「マニピュレーターお仕事のエトセトラ」

前日にセカンドアルバムが全世界同時リリースしただけあって今回はいつも以上に攻めのステージでした。
日本でもライブビューイングで中継され、そのライブビューイング会場の様子が本編最後の曲の途中でスクリーンに映された時はライブならではの盛り上がりがありました。
いろんな場所で、いろんな人がBABYMETALで繋がっている。
ステージから見えた視界を埋め尽くすオーディエンスの笑顔は最高でした!
僕はみんなから見えているけども気にはされない場所にいるので開場時やライブ終了後にお客さんの様子を見ることがあるのですが、本当に皆さん良い顔をされています。
その素敵な顔を呼ぶBABYMETALのライブに携われるのは本当にありがたいことです。

僕はといえば、いつもの「いつも通り、最高のものを繰り返す」の精神で挑んでおりました。
たまに「大きい会場とかだと緊張しないのか」と聞かれることがあるのですが、実は会場の大小などによる緊張感の違いはまったくと言ってよいほどありません。
常に一定の緊張感を持った平常心をというのが大切だと思っているので緊張でガチガチになるようなことはないですね。
BABYMETALでは全ての曲でシーケンスが回っているので僕がコケると全てがアウトなのですが(勿論バンドの生演奏がありますが、シーケンス込みのアレンジなのでパートが抜けると一気にバランスが崩れてしまいます)、あまりに気負いしすぎるとダメというか。
その分、曲中はもし次の瞬間にトラブルが起きたらどうするかを考えながら予防策の準備やオペレートを裏でリアルタイムに進めています。
それは自分の機材トラブルかも知れませんし、自分以外のトラブルかもしれません。
そこに対してバンドサウンドの一部として柔軟に対応できるようにするのが大事です。
ただ再生ボタンを押しているわけではないのです(笑)

会場の規模が大きくなると変わることといえば演出やステージセット、そしてそれに関わるスタッフの多さでしょう。
BABYMETALでは他に比べてマニピュレーター以外の役割も多く、VTR音声のBGMとナレーションのミックスや演出側の意向とこちらバンド側の事情–––例えば曲間でのチューニング変更やギターチェンジ、気持ちと体力面での"切り替え"で必要な時間–––の折り合いをつけるのも僕の仕事となっています。
特に曲間のマネージメントはバンドもそうですが何より彼女たち3人のテンポ感、息の繋がりを削がないことが大切です。
一番カッコよく、一番可愛く見せてあげたい。

とは言え最初にも書いたように今回はとにかく”攻め”のステージ作りだったので3人もバンドも(何気に僕も)ギリギリの中で疾走することとなりました。
曲数もライブ時間も爆走感もBABYMETAL過去最長、上った山の先には更なる山が見えます。
規模が大きくなることや上記の曲数・時間増えることが大事ではなく、その密度が大切。
そこに尽力しようと思います。

今回のウェンブリー・アリーナを皮切りに今年のワールドツアーが開幕しました。
旅の先々で、沢山の笑顔を咲かせてきて欲しいです。

もっともっとホラ!
もっともっとホラ!
もっともっとホラ!

2016年4月2日土曜日

師匠からの電話

親はいつになっても親、子はいつになっても子。

同様に、師匠はいつになっても師匠でございます。
僕が弟子入りしたときの師匠の年齢を干支ひと回り以上してしまいましたが、まだまだ追いつけそうにありません。
Keep on movin'!
頑張らねば、です!

そして昨日久しぶりの電話でとても良いお話をいただきました。
実現できるようにこちらも頑張らねば、です!

2016年4月1日金曜日

違う歩幅で

誰かと歩いている時、それぞれ違う歩幅がシンクロする瞬間があります。

ポリリズムというかミニマルというか。
違う感性が交差した時の喜びというのは普段以上のものかもしれません。
そこから生まれるエネルギーを大切にモノ作りに活かせたらな〜といつも考えております。

さて今日は何が出来るかな。